【マレーシア 初の盲導犬に注目集まる】
東南アジアのマレーシアでは、人口の多数を占めるイスラム教徒が宗教上の教えから犬を不浄な動物とみなしていますが、犬を敬遠する雰囲気が強い中でも、マレーシアでは初めてとなる盲導犬が登場し、注目を集めています。
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近所のショッピングモールに出かけても、ほかの客からはラショーン君に厳しい視線が注がれ、たちまち警備員が駆けつけて店の外に出るよう求められるのが実情です。
そこで、スティーブンさんは、盲導犬が果たす役割をマレーシアのイスラム教の人たちにも知ってもらうため、映像作家に日々の行動を撮影してもらい、実際にバスやタクシーにラショーン君と乗ろうとして断られる様子などをインターネットに公開しました。
反響は徐々に広がっていて、映像を見たのをきっかけに盲導犬を乗せることを決めたイスラム教徒のタクシー運転手も現れています。
スティーブンさんは、「マレーシアはイスラム社会ですが、盲導犬への理解が進むよう、取り組みを続けていきます」と話していて、ラショーン君と出かけられる場所が増えることを期待しています。
ソース:NHK NEWS WEB (動画有り)
記事元:【国際/宗教】 イスラム教徒が多数を占めるマレーシアで初の盲導犬、注目集まる [NHK]
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