経済危機に伴う緊縮財政で苦しい国民生活が続くポルトガルで、過去2年間に人口の2%以上が国外に流出したことが分かった。英BBC放送が27日までに伝えた。
ポルトガルの人口は2011年時点で約1056万人だったが、このうち約24万人が国外に転出。高い教育を受けた若者が仕事を求めて豊かなスイスや、アフリカ有数の産油国に成長した旧植民地アンゴラに行くケースが多いという。
ポルトガルは金融危機や欧州債務危機で財政難に陥り、11年から欧州連合(EU)などの金融支援を受けて財政再建に取り組んでいる。だが大幅な増税や歳出削減で景気は回復せず、失業率も上昇し続けている。(共同)
ソース:Sponichi Annex
記事元:【欧州経済】仕事がない--経済危機のポルトガル、2年間で人口の2%が"流出" [01/27]