【カイロ=田尾茂樹、ワシントン=山口香子】 イエメンの首都サヌアで13日、イスラム教の預言者を侮辱する内容の米映画への抗議デモがあり、一部が暴徒化して米大使館を襲撃した。
AFP通信によると、警官隊の発砲でデモ参加者1人が死亡した。
反米デモはこれまでに、米軍が昨年12月に撤収したイラクや、イラン、チュニジアなど計9か国・地域で発生し、イスラム圏全域に広がりつつある。
イエメンからの報道によると、サヌア中心部の米大使館前では、若者ら数百人が「(イスラム教の)預言者を救え」と叫びながら、投石。警備室の窓ガラスなどを破り、一部が敷地内に侵入、火を放った。デモ隊は館外でも車やタイヤを燃やすなどし、治安部隊が威嚇射撃した。
画像:米映画に抗議し、イエメンの首都サヌアの米大使館に侵入しようとするデモ参加者=AP
(2012年9月13日21時32分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120913-OYT1T01269.htm
記事元:【イスラム】 反米デモ、9か国・地域で発生 イスラム圏全域に広がる [9/13]