ケニアで部族衝突 38人死亡

ケニア南東部の沿岸部で、10日、武装したポコモと呼ばれる農耕民300人以上が、オルマと呼ばれる牧畜民の村を襲撃しました。
地元の赤十字によりますと、この襲撃で、牧畜民の子ども8人を含む38人が死亡し、170棟近くの住宅に火が放たれたということです。
2つの部族は、以前から、土地や水資源の利用を巡って争いが絶えませんでしたが、先月中旬から衝突が激しさを増し、これまでに100人以上が死亡しています。
今回の事態を受け、ケニア政府は、現地に夜間外出禁止令を出したうえで、治安部隊を増派するなど対応に追われています。
ケニアでは、5年前に、大統領選挙の結果を巡って、与野党の候補者を支持する民族どうしが激しく対立し、1000人以上が死亡しており、来年3月に大統領選挙を控えるなか、部族間の対立の拡大が懸念されています。
NHK 9月11日 17時24分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120911/k10014945171000.html
記事元:【ケニア】 部族衝突 ポコモがオルマの村を襲撃、38人が死亡 先月からの死者100人以上に [9/11]