1 :◆CHURa/Os2M@ちゅら猫φ ★:2015/11/23(月) 17:57:01.37 ID:???
【寛大さが裏目に?移民大国オランダが“差別合戦”の地に…なぜ人々は荒んでしまったのか?】
(カオル イナバ)
「私たちは、サンタ・クロースじゃないんだ。援助の手を差し伸べるのは、もうゴメンだ!」と、あるオランダ人男性はそう吐き捨てるようにそう言った。
誰に対しても親切に接し、何かを無償で施すことを至上の喜びとする、「サンタ・クロースのように寛大だった」オランダ人たちが今、変わりつつある。
◆外国人に寛大な国、オランダ
国土面積は日本の九州と同程度の小国・オランダは、1970年代から移民・難民をほぼ無条件で受け入れ続け、その懐の深さを国の象徴とし、『寛大な多民族国家』として世界の国々に対しアピールしてきた。
在外国人たちの国籍を列挙すれば、世界一周が出来るというのが国民の自慢であり、それを象徴するかのように、首都アムステルダムには現在、約150ヶ国の外国籍を持つ人々が、肩を寄せ合って暮らしている。
(略)
◆差別とは無縁のはずが・・・
しかし、そんなオランダも過去5年間で変貌しつつある。在外国人に対する風当たりは、年を追うごとに強くなってきているのである。
国民の右翼政党支持率は年々上昇傾向にあり、「移民や難民の受け入れ反対!」と、大規模なデモを行なう極右団体の台頭も著しい。
国民の中には、肌の色たけで相手を判断し、あからさまな差別的行為をはたらく者も現れ始めたほどだ。
外国人受け入れに対して寛大だったはずのオランダが、なぜそうなってしまったのだろうか。
現在この国で暮らしている、永住権取得済み外国人の約半数は、1970年代後半から労働移民としてやってきた人たちと、その子孫である。
この労働移民たちはもともと、出稼ぎ目的のみで渡蘭したはずだった。しかし彼らは任期満了後も祖国へは戻らず、労働契約期間を更新させ滞在期間を延長し、その期間内に祖国の家族らを呼び寄せ、彼らだけのコミュニティを組織していった。
彼らの子孫、つまり労働移民2世、3世の人たちは、オランダで出生しているにもかかわらず、このコミュニティ内で育てられるため、親たちから伝えられるがまま、彼らの生活スタイルを徹底して貫く者がほとんどである。
そのため、オランダ生まれながらオランダ語が話せず、それに伴う学業不振から、その先に続く就職にも困難を極め、挙句の果ては生活保護の申請をせざるを得なくなる、といった悪循環を生み出しているのである。
さしものオランダ人たちも、これには納得出来なくなったとみえ、「働かざる者、食うべからず」といわんばかりに、差別的感情を抱くようになった背景がある。
また、外国人による犯罪率上昇も、国民が持つ差別的感情を大いに煽る要因となっている。
警察の公開捜査番組で映し出される、防犯カメラに写った犯人と思しき人物らは、その95%がオランダ人からしてみれば、「外国人」の容貌を擁しているためだ。
この事実は、外国人イコール犯罪者という図式を、人びとの概念に新たに植えつけ、それが差別することに拍車をかけているのである。
◆「差別合戦」
(以下略)
ソース:NewSphere
記事元:【国際】寛大さが裏目に?移民大国オランダが“差別合戦”の地に…なぜ人々は荒んでしまったのか? [11/23]
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【寛大さが裏目に?移民大国オランダが“差別合戦”の地に…なぜ人々は荒んでしまったのか?】
(カオル イナバ)
「私たちは、サンタ・クロースじゃないんだ。援助の手を差し伸べるのは、もうゴメンだ!」と、あるオランダ人男性はそう吐き捨てるようにそう言った。
誰に対しても親切に接し、何かを無償で施すことを至上の喜びとする、「サンタ・クロースのように寛大だった」オランダ人たちが今、変わりつつある。
◆外国人に寛大な国、オランダ
国土面積は日本の九州と同程度の小国・オランダは、1970年代から移民・難民をほぼ無条件で受け入れ続け、その懐の深さを国の象徴とし、『寛大な多民族国家』として世界の国々に対しアピールしてきた。
在外国人たちの国籍を列挙すれば、世界一周が出来るというのが国民の自慢であり、それを象徴するかのように、首都アムステルダムには現在、約150ヶ国の外国籍を持つ人々が、肩を寄せ合って暮らしている。
(略)
◆差別とは無縁のはずが・・・
しかし、そんなオランダも過去5年間で変貌しつつある。在外国人に対する風当たりは、年を追うごとに強くなってきているのである。
国民の右翼政党支持率は年々上昇傾向にあり、「移民や難民の受け入れ反対!」と、大規模なデモを行なう極右団体の台頭も著しい。
国民の中には、肌の色たけで相手を判断し、あからさまな差別的行為をはたらく者も現れ始めたほどだ。
外国人受け入れに対して寛大だったはずのオランダが、なぜそうなってしまったのだろうか。
現在この国で暮らしている、永住権取得済み外国人の約半数は、1970年代後半から労働移民としてやってきた人たちと、その子孫である。
この労働移民たちはもともと、出稼ぎ目的のみで渡蘭したはずだった。しかし彼らは任期満了後も祖国へは戻らず、労働契約期間を更新させ滞在期間を延長し、その期間内に祖国の家族らを呼び寄せ、彼らだけのコミュニティを組織していった。
彼らの子孫、つまり労働移民2世、3世の人たちは、オランダで出生しているにもかかわらず、このコミュニティ内で育てられるため、親たちから伝えられるがまま、彼らの生活スタイルを徹底して貫く者がほとんどである。
そのため、オランダ生まれながらオランダ語が話せず、それに伴う学業不振から、その先に続く就職にも困難を極め、挙句の果ては生活保護の申請をせざるを得なくなる、といった悪循環を生み出しているのである。
さしものオランダ人たちも、これには納得出来なくなったとみえ、「働かざる者、食うべからず」といわんばかりに、差別的感情を抱くようになった背景がある。
また、外国人による犯罪率上昇も、国民が持つ差別的感情を大いに煽る要因となっている。
警察の公開捜査番組で映し出される、防犯カメラに写った犯人と思しき人物らは、その95%がオランダ人からしてみれば、「外国人」の容貌を擁しているためだ。
この事実は、外国人イコール犯罪者という図式を、人びとの概念に新たに植えつけ、それが差別することに拍車をかけているのである。
◆「差別合戦」
(以下略)
ソース:NewSphere
記事元:【国際】寛大さが裏目に?移民大国オランダが“差別合戦”の地に…なぜ人々は荒んでしまったのか? [11/23]
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