1 :納豆サイコーφ ★:2013/03/22(金) 14:20:12.94 ID:???
【クルド労働者党、トルコ政府に対話を呼びかけ】
約30年にわたりトルコからの分離独立を求めて武装闘争を続けてきたクルド労働者党(PKK)の創設メンバーで元指導者のアブドラ・オジャラン氏は21日、声明で、トルコ政府に対話を呼びかけ、同党が武装闘争から方針転換する姿勢を示唆した。
オジャラン氏は国家反逆罪などで服役中のため、トルコ国会でクルド系政党である平和民主党(BDP)の議員がオジャラン氏の声明文を読み上げた。
オジャラン氏は「私たちは銃を黙らせ思想に語らせる段階に来た」と言及。
「新しい時代が始まっている。銃ではなく政治が主導権を取る時代だ。武装部隊は国境から撤退する時期が来た。これは闘争の放棄ではない。闘争の新たな段階の始まりだ」
クルド人はイランとイラク、シリア、トルコにまたがる地域に暮らす民族。トルコでは全人口の20%近くを占めている。
1984年から続いた武力闘争では数万人が命を落とした。
今後、PKKはトルコ領からの撤退を始めるとみられる。武装解除を発表する可能性もある。
PKKは民族としてのクルド人の権利を求めてきた。だが2010年に憲法が改正され、今では一定の自治権とともにクルド民族の権利も憲法で認められている。
雪解けの予兆はあった。
トルコ政府は長年、クルド文化に関する表現の自由を「反トルコ的」として制限してきたが、エルドアン首相は先ごろ制限を一部緩和。
PKK側も今月に入り、トルコ軍捕虜8人をイラク北部で解放していた。
画像:Turkey keeps up pressure for PKK to disarm and withdraw its forces (kurdistan tribune)より
ソース:CNN
記事元:【トルコ】 クルド人武装勢力、トルコ政府に対話を呼び掛け[13/03/22]
2 :七つの海の名無しさん:2013/03/22(金) 14:21:43.93 ID:7+zZ2DAi
あんまり事情に詳しくないけど
めでたいってことでいいんかな?
クルド人の居住地は中世から近世にかけて広大な版図を保ったオスマン帝国の領内にあった。
第一次世界大戦でオスマン帝国が敗れ、サイクス・ピコ協定に基づきフランスとイギリスによって引かれた恣意的な国境線により、トルコ・イラク・イラン・シリア・アルメニアなどに分断されたが、長く統一した民族主義的な勢力が興らず、これらの国の中で少数民族として生活している。
20世紀後半になると文化的な圧力の元で政治勢力が誕生し、大きな人口を抱えるトルコやイラクでは分離独立を求め、長年居地元政府との間で武力闘争を展開するといった様々な軋轢を抱えている。
※トルコ 国民
多言語、多宗教国家のオスマン帝国では、このような地域事情を汲み取って「ゆるやかな統治」を目指して統治を行い、帝国では信仰の自由を大幅に認めていたため、住民にオスマン帝国民という意識はほとんどなかった。
このため、国民国家としてのトルコ共和国成立に伴い、国内における民族意識(ナショナリズム)の醸成が急務となっていたが、国内最大多数派であるトルコ人ですら、何をもってトルコ人と定義するのかを画一的に判断することが非常に困難であった。
こうした経緯もあり、長年国内の民族構成に関する正確な調査が実施されず、トルコ政府は、国内に居住するトルコ国民を一体として取り扱い、国民はすべてトルコ語を母語とする均質な「トルコ人」であるという建前を取っていた。
※クルド人 トルコ
オスマン帝国の主たる後継国家であるトルコでは、共和人民党政権が単一民族主義をとったため、最近までクルド語をはじめとする少数民族の放送・教育が許可されてこなかった。
3 :七つの海の名無しさん:2013/03/22(金) 14:50:59.97 ID:8NeDPUEa
>>2
イラン・シリア以外は目出度い
シリア反体制派の有力連合体「シリア国民評議会」のメンバーで、イラク北部クルド人自治区を拠点に活動するマジェド・ダウィ氏(30)は11日、アサド政権がシリア北部の一部地域で、トルコからの分離独立を目指す武装組織クルド労働者党(PKK)に治安維持などの権限を部分的に委譲していると証言した。
トルコはアサド政権による反体制派の武力弾圧を非難。財政的に反体制派への武器供給などを支援している。ダウィ氏は、アサド政権がPKKを利用して「トルコ政府に圧力をかけようとしている」と説明した。
トルコ政府は、内戦状態にある隣国シリアの混乱に乗じてPKKが同国北部に拠点を築き、トルコ側への攻撃などを活発化させることを警戒。
必要があれば、越境攻撃を含めたPKKへの攻撃も辞さないとしており、今後緊張が高まる恐れがある。
※PJAK(イランのPKK関連組織)メンバー、驚愕の証言 (NEWS Middle East)
北イラク・クルド自治政府とイランが同組織に与えてきた便宜について裁判で証言したアフメト・ギュレシュは、「イラン情報機関は一度に少なくとも200から300丁のカラシニコフ拳銃、ビクシー、カナス、ロケットランチャー、弾薬、手榴弾をフネル(Xıner)に10キロの距離にあるPKKの衛兵所で渡していた」と話した。
イランとPKKとの密約により、イランで降伏したものはPKKに引き渡されていたと話すアフメト・ギュレシュは、「私はイランのシェヒダン、2003年にはケラレシュ・キャンプで組織のために関税をとっていた。
アルメニアへの密売人をしながら、イランへ人を送ったり、連れてきたりしていた。組織幹部の堕落した関係(馴れ合い)や新たな参加者に責任が与えられるなどの矛盾に嫌気がさし、組織から離脱した」と話した。
4 :七つの海の名無しさん:2013/03/22(金) 14:54:39.78 ID:p+HnSOaq
クルド人のトルコ領に拘る必要性が薄れた、という事かな
PKK主力部隊をシリア領に振り向ける準備が整ったのだろう
シリア内戦の趨勢はこれでかわる
5 :七つの海の名無しさん:2013/03/22(金) 14:55:51.85 ID:ttBn6Ljx
イラクのクルド人領域には石油あるからそっち行った方がいいんでないか
イラク北部クルド人自治区でこのところ、米欧のメジャー(国際石油資本)が、首都バグダッドの中央政府を通さずに直接、自治政府と折衝し、自治区内の石油権益を取得するケースが相次いでいる。こうした動きを中央政府の権威を損ねるものととらえるマリキ政権は、自治区に進出する企業への制裁を示唆。政権側と自治政府との政治的緊張がいっそう強まる可能性もある。(カイロ 大内清)
メジャーの自治区進出が加速している背景には、イラク各地でなおもテロが続く中、自治区は治安が比較的安定し操業上のリスクが少ないという事情がある。
また、中央政府との契約では原油1バレル当たりの報酬額が決められているのに対し、クルドでは産出原油の一定割合を企業側が取得できる生産分与方式が採られている。「中長期的に原油相場の上昇が見込まれるので、“現物”を確保できるクルドは魅力的」(商社関係者)だというわけだ。
自治政府には、メジャーと契約を結ぶことで、独自の石油開発を既成事実化し、中央政府からの独立性をさらに強める思惑があるとみられる。
- カテゴリ トルコ
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